魅力的で持続可能な
島の未来のために
人づくりと仕事づくりの
好循環をつくる

ABOUT

海士町未来投資委員会とは

島の未来のために、産業を活性化し、「人づくり」と「仕事づくり」の相乗効果を高め、好循環をつくること。そのために、海士町の未来に繋がる事業への投資を行う団体として一般社団法人海士町未来投資委員会を設立しました。人口減少・少子高齢化など日本の課題先進地である海士町で、私たちが新たな挑戦に踏み出すことは、島の未来をつくることであると同時に日本の次の時代を切り拓くことにもつながる。私たちはそう信じています。

海士町未来共創基金

島の未来を創る熱量に、「今」投資をすること。それによって、魅力・活力ある仕事や役割が創出され、人材が島に還流し続ける。このビジョンの実現に向けて、島民や海士町を応援してくださる方々と共創し、これを資金・経営面から支えるために「海士町未来共創基金」を設立することとしました。申請条件は2つ。海士町の未来につながること。そして下限500万円という基準です。

FLOW

海士町未来投資基金の
投資までの流れ

海士町未来投資基金の投資までの流れ

  • 公募
    町民に対して、AMAHLDが投資案件の
    事業サポートをすることを公募
  • 相談
    町内事業者の要望に応じて、
    AMAHLDが投資案件の事業形成のサポート
  • 申請
    事業として形になった段階で、
    (一社)海士町未来投資委員会に
    企画書を提出・申請
  • 審査
    (一社)海士町未来投資委員会による審査
  • 投資
    (一社)海士町未来投資委員会によって投資
  • 事業評価
    数年間に渡り、事業評価

海士町未来共創基金は、海士町への
「ふるさと納税」を原資としております。
みなさまのご支援を
何卒よろしくお願いいたします。

PROJECTS

共創事業紹介

  • 2024年度採択事業③

    The Pocket Yacht ポケットヨット

    海士町に新たな海×木工文化を創造する、「The Pocket Yacht」を始動します。
    本事業は、アメリカ人冒険家のハワード・ライス氏による小型木製ヨット製作、セーリング体験、木工体験を通じて、観光活性化と地域住民の交流促進を目指します。将来的には「Ama Folk School(地域文化を継承し、体験重視で誰でも学べる学校)」の設立を視野に入れ、訪問者と地元住民が共に学び、体験できる場を創出します。
    「The Pocket Yacht」は、海士町の文化と魅力を国内外に発信し、持続可能な観光と地域活性化を実現する革新的なプロジェクトです。

  • 2024年度採択事業②

    「継ぐ米」販売事業

    継ぐ米は海士町の田園風景を守るため「年金に頼らず、次の世代も耕作を続けられる状態」を目指すお米の定期販売事業です。
    生産者を身近に感じられる情報発信や、海士町のお裾分け文化を表現する梱包の工夫など、田園風景を守るための地道な取り組みを1歩ずつ進めていきます。
    将来的には農事組合法人の販売部門となることを見据え、商社等が介入することよる販売手数料を省き、売上の100%が生産者に還元される状態を目指します。

  • 2024年度採択事業①

    『最期まで家で過ごせる島に!』島丸ごとナースステーションプロジェクト

    海士町では診療所や福祉施設はあるものの、医療従事者不足や制度の問題で介護が必要になると島から出ていかなければならない高齢者が毎年続出している。郷土愛の強い島の人たちにとって介護が必要になると、知らない土地の知らない施設に入ることは抵抗がある人もいる。中には涙を流しながら離島する人もおり、とても辛いものだろうと感じている。海士町内で看護師・介護士の医療専門職を中心に島留学生や地域人材も活かし、みんなで島全体を在宅看取りまで行える島にしたい。在宅に居ながら、まるで施設にいるかのような島全体のナースステーション的な存在としての立場を作り上げていきたい。

  • 第3期 2023年度採択事業

    島のビールで乾杯を!
    田んぼと海を活かしたクラフトビール醸造事業

    海士町には名水百選の天川の水があり、豊富な湧水のおかげで米が育つ。効率的なビール生産を実現しているコンサルティングの指導により、稼働時間が短い製造方法を導入し、これらの島の恵みを活かしてビール製造を行う。天川の水と島のお米を使った“島のおもてなしビール”を島内で乾杯ビールとして利用してもらうことで、後鳥羽上皇の来島時から培ってきた島のおもてなし文化に貢献したい。また、海に沈めて海洋熟成させた“海洋熟成ハイアルコールビール”を、高付加価値商品として島外市場で展開する。稼働時間が短く効率的な製造方法と高単価のビール販売を組み合わせ、半農半漁の島における新たな副業モデルを創出し、島の未来の働き方として若者に継承したい。

  • 第2期 2022年度採択事業

    海の魅力と安心をつなぐマリンサービス

    島の生活に欠かせない船舶。高齢化により船の整備士は最後の1名に。船舶の整備・修理事業を行い、その整備士の知識と技術を次の世代へとつなげる。観光・旅行で海を訪れた人が安心してレジャーを楽しみ、また漁業関係者が安心して業務に携わることができるサービスを提供する。将来的には、マリーナのような場所、海と陸との接点であり、人、モノ、情報が集まる場所をつくることで、人々の繋がりを築きたい。そして海の魅力と安心を未来につなぎたい。

  • 第2期 2022年度採択事業

    「近くで作って近くで飲む」牛乳生産事業
    ~生産と消費の顔が見える好循環を地域社会に取り戻す為に~

    乳牛の放牧・牛乳(グラスフェッドミルク)の生産・加工品の製造販売を行う。輸入飼料を使わず良質な土壌から生える無農薬の島の牧草を飼料にし、家畜にストレスの少ない放牧で乳牛を飼育。隠岐で受け継がれる牧畑の生産システムを発展させ、環境再生型農業を目指すことで、未来に豊かな自然を残していく。また「近くで作って近くで飲む」というコンセプト通り「食料の小さな自給経済圏」をつくりあげることで、生産と消費の顔の見える好循環がうまれ、牛乳を通して島民のつながりを増やしていく。

  • 2021年度事業

    海が好きになるマリンボート事業

    全国的にアクティビティを求める傾向が強まっており、海士町でも遊漁などの需要が高まっている。しかし、海士町内には気軽に釣りを体験できる遊漁船は少なく、観光客の満足度やリピート率に影響している。本事業で、遊漁船をはじめとするマリンボート事業を展開して、海士町の観光コンテンツの充実を図る。
    他方で海士町内において水産業に従事する若者の減少が問題となっている。水産業の方を中心に副業という形で船長を集め、収入の安定化につなげる。また、島内の若者が海に接する機会を作り、若者にとって海を身近なものにしていきたい。

  • 第1期 2021年度採択事業

    ナマコとともに生きていく

    ナマコは海の掃除屋と呼ばれており、ナマコを増やすことは、生態系豊かな海の環境を少しでも長く維持することにつながる。本事業では育成場の設置を機に、適切な資源管理など考えながら未来にナマコを残し自然と共存する姿を維持したい。
    このまま採るだけの漁業を続けるとナマコは年々減少していくことが予想される。本事業では、漁港を使用しナマコの育成場を作る。いわがきの養殖施設に人口藻を装着し、着生したあと育成場に移動させ稚ナマコから外敵に捕食されづらくなるサイズまで育成した後、放流場所を数か所決め放流する。

MEMBER

メンバー

代表理事

竹本吉輝

株式会社トビムシ 代表取締役
海士町経営補佐官

1971年生まれ。神奈川県出身。地域社会のcommmonそのものである「森林」に着目、その地の森林業を再興しながら、素材やエネルギーや食料を域内循環できる仕組みを整え(ることを通じコロニーの動的平衡を担保す)ることを企図し、2009年株式会社トビムシを設立。以降、全国各地で森林及び地域の有機的関係性の再編集に資する(ような)事業をトータルにデザインしている。専門は環境法。国内環境政策立案に多数関与。同時に財務会計・金融の知見を加味した環境ビジネスの多面的展開にも実績多数。立法(規制)起業(市場)双方の現場を知る。武蔵野美術大学/大学院 非常勤講師(社会造形論)。

理事

枝廣淳子

株式会社未来創造部 代表取締役
海士町魅力化ファシリテーター

東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。『不都合な真実』(アル・ゴア氏著)の翻訳をはじめ、環境・エネルギー問題に関する講演、執筆、企業のCSRコンサルティングや異業種勉強会等の活動を通じて、地球環境の現状や国内外の動きを発信。
システム思考やシナリオプランニングを生かした合意形成に向けての場づくり・ファシリテーターを、企業や自治体で数多く務める。多くの地方で、意志ある未来を描く地方創生と地元経済を創りなおすプロジェクトにアドバイザーとしてかかわっている。

理事

枩山聡一郎

株式会社eumo 取締役
株式会社大阪送風機製作所 代表取締役社長

1955年大阪生まれ、滋賀県長浜市出身、慶応義塾大学経済学部卒、LondonBusiness School(CF)卒、1979年4月日本電気(株)(以下NEC)入社。20年近く本社財務部門および欧州金融子会社にて、コーポレートファイナンス関連業務に従事。2000年本社財務部財務室長、05年米国統括会社初代CFO。12年NEC上場金融会社代表取締役CFO。16年(株)リサ・パートナーズ代表取締役社長就任、18年3月同社会長退任。18年10月より株式会社eumo経営戦略本部経営企画室長を経て、2020年4月より現職
2023年1月より大阪送風機製作所 代表取締役社長

理事

白井智子

社会起業家/こども政策シンクタンク代表取締役

1972年千葉県生まれ。東大法学部、松下政経塾卒業後、沖縄アクターズスクールを母体としたフリースクール、池田市と連携した日本初の公設民営フリースクール、震災・原発事故により被災した子どもの学童保育など、課題とたたかう子ども達の学びの場を設立、運営。2020年から2期4年、NPOや社会的企業が加盟する新公益連盟の代表理事をつとめた。現在はこども政策シンクタンク代表として現場からの政策提言と新しい教育の選択肢をひろげる活動を並行して行っている。内閣府休眠預金等活用審議会、中央教育審議会等の審議会委員やTBSひるおびのコメンテーターなどもつとめる。著書『脱「学校」論:誰も取り残されない教育をつくる』(PLANETS社)など。

理事

藤田諭

海士町役場

1970年海士町生まれ。18歳まで海士町で育ち、島根県立隠岐島前高校を卒業後、大阪の大手企業で民間経験を経て、1993年海士町へUターン。海士町役場に採用され、町民行政窓口、福祉保健業務、1999年隠岐4町村の広域組織へ出向し、介護保険制度の立上げ、隠岐広域連合の設立など広域行政に従事。
総務課で人事給与、情報、電算、防災業務を経験し、現在は、財政課長として中長期計画や財政健全化、地方創生への政策に携わる。

CONTACT

お問い合わせ

以下のメールアドレスよりお問い合わせください
(メーラーが起動します)
miraitoushi@ama.town